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中古車の買い方|年式・走行距離・修復歴はどう見る?失敗しにくい順番と確認表

中古車は「同じ車種・同じ年式」でも、1台1台が違います。だから新車と違って、選ぶ順番と見る場所を決めておかないと、値段や見た目だけで決めてしまいがちです。

この記事は、はじめて中古車を買う人、ひさしぶりに買う人向けの手順書です。専門用語はその場で説明します。

最初に決めることは?

車種を探す前に、次の3つを決めます。

決めること考え方
総予算(乗り出し価格)車両本体+諸費用(税金・登録・納車費用など)。本体価格の1〜2割増しが乗り出しの目安。別に、任意保険・タイヤ・初回の整備費も見ておく
何年乗るか3年なら年式が新しめ、10年乗るなら「安くて古い」より「少し高くて程度が良い」
譲れない条件4WD/スライドドア/ターボ/乗車定員など後から変えられないものだけを条件にする

ナビ・ドライブレコーダー・ETCなどは後から付けられるので、条件から外して探すと選択肢が増えます。

年式と走行距離、どっちを重視する?

よく言われる目安は「1年=1万km」です。年式に対して走行距離が極端に少ない・多い個体は理由を確認します。

状況考えられる理由確認すること
年式が古く、距離が極端に少ない(10年で2万km等)週末しか乗らない、長期放置ゴム部品・タイヤの劣化、バッテリー、整備記録
年式が新しく、距離が多い(3年で8万km等)営業車、長距離通勤消耗品の交換歴。高速走行中心なら状態は悪くないことも多い
年式も距離も平均的普通の使われ方整備記録簿で定期点検の有無

年式で見るべきもう1つの軸が「安全装備」です。自動ブレーキが標準になった時期は車種ごとに違うので、当サイトの車種ページの「年式でどこが変わった?」の表を使ってください(例:N-BOX は2017年9月の2代目から、プリウス は2018年12月の後期から全グレード標準)。

「修復歴あり」とは何のこと?

中古車の表示でいちばん大事な項目です。意味を正確に知っておきましょう。

修復歴とは、自動車公正取引協議会の規約で「車体の骨格にあたる部位を修正・交換した履歴」と決められています。ぶつけてバンパーやドアを交換しただけでは、修復歴にはなりません。

骨格部位(修復歴の対象)場所のイメージ
フレーム(サイドメンバー)車体の前後に通る太い骨
クロスメンバー左右をつなぐ横の骨
フロントインサイドパネル前輪の内側の壁
ピラー(フロント・センター・リア)窓と窓の間の柱
ダッシュパネルエンジンルームと室内の仕切り
ルーフパネル屋根
フロアパネル床
トランクフロアパネル荷室の床

出典:自動車公正競争規約 施行規則 第14条(自動車公正取引協議会)。資料によってはラジエターコアサポート(交換)を加えて9か所とする解説もあります。

覚えておくこと

  • 中古車を販売する店は、規約にもとづき「修復歴の有無」を表示する義務があります。
  • 「修復歴なし」でも、事故歴(骨格に及ばない事故)はあり得ます。事故歴の告知は義務ではないためです。気になるなら「板金・塗装をした場所はありますか」と聞いてください。
  • 修復歴ありの車は安いですが、売るときも安くなります。短期間で乗り換える予定なら、その差額も考えて判断します。

現車を見るとき、どこを確認する?

販売店で車を見るときの確認表です。スマホで撮りながら見ると、あとで比較しやすくなります。

場所見ること
外装ドアやボンネットの隙間が左右で同じか(ずれは修理の跡)。塗装の色味が部分的に違わないか
タイヤ溝の深さ、製造年(側面の4桁。例「2224」は2024年22週)、4本の銘柄が揃っているか
エンジンルームオイル漏れ、ベルトのひび、バッテリーの製造年
室内臭い(タバコ・ペット・カビ)、シートのへたり、天井のシミ(雨漏り)
下回りサビ、オイルのにじみ。リフトアップして見せてもらえるか聞く
電装エアコン(冷暖房)、パワーウインドウ、ライト類、ナビ・バックカメラ
書類車検証(型式・初度登録・所有者)、整備記録簿、取扱説明書、スペアキーの本数
走行試乗できるなら、直進で真っ直ぐ走るか、ブレーキの鳴き、異音、変速のショック

試乗させてもらえない店、下回りを見せたがらない店は、他の店も見てから決めるのが無難です。

見積もりで確認することは?

項目確認点
乗り出し価格の内訳本体価格+法定費用(税金・自賠責・リサイクル)+販売店の手数料(登録代行・納車・整備)。手数料は店ごとに差が大きい
整備の内容「納車整備付き」なら何を交換するのか(オイル、バッテリー、ワイパー等)
保証期間(3か月〜)、走行距離の上限、対象部品(エンジン・ミッションだけか、電装も含むか)、修理はどこで受けられるか
車検の残り「車検整備付き」か「車検残あり」か。残が短いとすぐ費用がかかる
不要なオプションコーティング、ドラレコ、延長保証などは断ってよい。必要なら後から

買ったあとにかかるお金は?

中古車は買ってからも費用がかかります。最初の1年の目安を考えておきます。

費用内容
任意保険等級・年齢・車種で大きく変わる。複数社を一括で見積もると差が分かる
車検次の車検までの期間と、その時の費用(軽で数万円〜、普通車で10万円前後〜)
消耗品タイヤ(4本で数万円〜)、バッテリー、オイル。買った時点の残りで時期を見積もる
税金自動車税(4月1日時点の所有者に課税。年式が13年超の車は増税される)

中古車を探す段階では、複数のサイトで同じ条件(車種・年式・距離・修復歴なし)で検索し、価格の分布を見ておくと、安すぎる個体・高すぎる個体に気づけます。

次に読む

#買い方#年式#走行距離#修復歴#保証

この記事について

くるま相場ノートは、地方で車に乗る人の目線で、中古車のグレードの違い・年式ごとの変更点・買取相場を表にまとめているサイトです。 相場の数字は出典と時点(2026年10月時点など)を明記し、月1回見直しています。装備や年式の記載は、できる限りメーカー発表や公開資料で確認していますが、年式・仕様によって異なる場合があります。購入・売却の前には現車と販売店・買取店でご確認ください。

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